「業務上どうしてもトラックスケールが必要になった」「一定期間だけトラックスケールを導入したい」そうしたニーズに応えるためにダイトクではトラックスケールのレンタルサービスを提供しています。

ここではトラックスケールをレンタルするメリットとデメリットを解説するとともに、ダイトクでレンタルしているトラックスケールの種類や、レンタルまでの流れについて紹介します。

INDEX
  1. トラックスケールをレンタルする3つのメリット
  2. 知っておきたいレンタルのデメリット
  3. こんな場面でレンタルが活用されています!
  4. レンタル活用でトラックスケールを低コスト導入

トラックスケールをレンタルする3つのメリット

トラックスケールをレンタルするメリットは主に3つあります。すなわち「低コスト」「節税効果」「メンテナンス不要」の3つです。以下ではそれぞれについて詳しく説明していきます。

レンタルのメリット1:低コストで導入が可能

トラックスケールのレンタルを利用すれば、新品で購入する場合に比べて大幅に低コストで導入することができます。目安としては1年のレンタルで新品購入の4分の1のコストで収まります。

コストは導入するトラックスケール本体の機種だけでなく、設置する土地の状況などによっても大きく変動するため具体的に「いくらかかる」ということは言えません。しかしどのような条件でもトラックスケールを新品で導入するとなれば、本体価格だけで数百万円のコストが必要になります。オプションも含めればさらにコストはかさみます。

トラックスケールは適切なメンテナンスを行っていれば、使用状況にもよりますが10〜15年は使い続けられます。そのため永続的にトラックスケールを使うという場合は、このレベルのコストをかけても大きな問題にはなりません。

しかし1〜3年程度などの一定期間しか使わない場合は話が別。たったそれだけの期間のために数百万のコストをかけるわけにはいかないはずです。そこでレンタルサービスの出番です。ダイトクのレンタルサービスを利用すれば、必要最低限のコストでトラックスケールが導入できるのです。

レンタルのメリット2:経費処理で節税効果

トラックスケールをレンタルで導入すると、レンタル期間中の節税効果も期待できます。なぜならレンタル品は税法上、資産計上ではなく一括で経費処理できるからです。経費として処理できるということは、それだけ税務署に申告する会社の利益が減るということです。会社に課せられる税金はその利益に応じて計算されるため、会社の利益が減ればそれだけ課せられる税金も減るというわけです。

一方新品のトラックスケールを購入した場合、このトラックスケールは会社の資産とみなされ、資産計上しなければならなくなります。トラックスケールほどの金額のものを資産として計上するとなると、毎年少しずつしか経費として処理できません(減価償却)。それだけ1年あたりの節税効果は小さくなります。

レンタルのメリット3:自社でのメンテナンス要らず

レンタル品の管理やメンテナンス・修理の段取りは全てレンタル会社が行います。費用については内容によって異なりますが、こちらもレンタル会社が負担する場合もあります。例えばダイトクのトラックスケールをレンタルしていて、何か不具合が生じた場合、メンテナンスや修理、あるいは交換などはすべてダイトクが手配することになります。そのためトラックスケールを導入すれば、自社でのメンテナンスの手間や時間が不要になるのです。

一方新品でトラックスケールを購入した場合そのトラックスケールはユーザーの資産ですから、メンテナンスはユーザー自身で行う必要があります。専門的な作業についてはメーカーなどが対応しますが、その場合のコストはユーザーが負担しなければなりません。こうした保守・管理の必要がないという点でも、レンタルにはメリットがあるのです。

  レンタル品 新品
契約期間 任意(短期) 使用可能な期間(法定耐用年数など)
対象となる製品 汎用性のあるもの 任意に選べる
保守・管理等のコスト レンタル会社負担 ユーザー負担
会計処理 経費処理 資産計上

上表はレンタル品と新品の税法上のルールをまとめたものです。レンタル品は契約期間や対象となる製品に限りがある代わりに、保守・管理等のコストや税金面でメリットがあるというわけです。しかしこれは、次に解説するレンタルのデメリットと裏返しでもあります。

知っておきたいレンタルのデメリット

トラックスケールをレンタルで導入する場合のデメリットは大きく2つ。ひとつはレンタルできる製品に限りがあるという点、もうひとつは長期使用に向いていないという点です。

レンタルできる製品に限りがある

レンタル品は、汎用性が高く色々な会社に貸し出せるものに限られます。なぜなら汎用性の低い特殊な製品は、レンタル品として在庫していても出番が少ないからです。ダイトクでレンタルしているトラックスケールにもサイズ・仕様に限りがあり、2018年6月現在は以下の2つのタイプだけを貸し出しています。

地上型(ピットレスタイプ)トラックスケール

レンタル製品:地上型(ピットレスタイプ)トラックスケール

地上に浅い基礎を作り、その上に設置するタイプのトラックスケールです。本来はしっかりとしたコンクリート製の基礎のうえに設置する必要がありますが、レンタル品の場合は基礎部分に敷鉄板を置いて、その上にトラックスケールを設置する簡易的なものになります。スロープ部分も鉄板で作ることになるため安価なコストで導入が可能です。

セパレート型トラックスケール

レンタル製品:セパレート型トラックスケール

ダイトクがレンタル用に開発したトラックスケールです。タイヤが乗る部分がスケールになっており、あとは鉄のスロープだけというシンプルな構造になっています。スロープ部分は折りたたみ式になっており、左右は重ねて積むこともできるので、設置・撤去が簡単です。

またこの2つのタイプの在庫も常に確保できているわけではなく、繁忙期になるとレンタル品の在庫がない場合もあります。この点もレンタル品のデメリットと言えるでしょう。

長期使用に向いていない

レンタル品はあくまで短期利用を前提にしているため、長期利用になるとコスト面・実用面でデメリットが生じます。

基本的に長期利用になれば割引率も大きくなりますが、それでも利用期間が長くなるほどレンタルの合計コストが新品導入時のコストに近づいていきます。またレンタル品は本格的な基礎工事をせず、簡易工事で済ませる場合が多いため、長期使用による地盤の傾きがトラックスケールの精度を悪くしてしまう可能性もあります。これが実用面でのデメリットです。

したがってトラックスケールのレンタルサービスを利用する際は、あらかじめ使用期間がどれくらいになるかを把握しておく必要があります。

こんな場面でレンタルが活用されています!

2017年に国土交通省の過積載対策が強化されたことをきっかけに、業界全体で過積載に対する意識も高まっています。その影響もあり、現在トラックスケールのレンタルサービスを利用する会社はどんどん増えてきています。

ダイトクのトラックスケールのレンタルサービスは、主に高速道路やトンネルなどの建設現場や、大型工場などの解体現場で利用されています。こうした現場での主目的は過積載防止、土砂などの排出物の計量です。

また解体現場などに出入りするスクラップ事業者がダイトクのトラックスケールをレンタルするケースもありますが、これは現場でのスクラップの計量と過積載の防止が主目的となっています。

スクラップ事業者はリサイクル事業者やメーカーなどにスクラップを持ち込みますが、この際自社で計量を行なっていないと持ち込み先で重量をごまかされていても気づけなかったり(不正計量)、あるいは自社側が不正をしているのではないかと疑われたりする可能性があります。

トラックスケールを導入して計量していれば、こうした不正計量の防止ができるとともに、自社が不正をしていないアピールにもなるのです。

ダイトクのトラックスケール地上設置型はレンタル品でありながら国家検定品として商取引にお使い頂けます。ぜひお気軽にご相談ください!

レンタル活用でトラックスケールを低コスト導入

レンタルのトラックスケールにはいくつかデメリットはありますが、短期間の利用であれば新品購入に比べて大きなメリットがあります。特に導入、メンテナンスともにコスト面でのメリットが大きくなっています。「トラックスケールを導入したいが、コストが気になる」という場合は、ぜひダイトクのレンタルサービスをご検討ください。

お電話にて概算のお見積もりをお出しできる場合がございます。また、レンタル品の在庫があれば短納期の設置相談も承ります。まずはぜひお問い合わせください!