トラックスケールの新規導入について各メーカーに問い合わせをする際、前もって問い合わせ後の流れや納期について、ある程度把握しておきたいという人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ダイトクにトラックスケールについてお問い合わせを頂いてから実際に据付するまでの基本的な流れを紹介するとともに、見積もりや据付後のメンテナンスなどについての注意点について解説します。
新規導入のお問い合わせ〜据付までの基本的な流れ
トラックスケールの新規導入について電話やメールでお問い合わせをいただいた場合の、据付までの基本的な流れは以下の通りです。
お問い合わせは「トラックスケールの導入を検討している」だけでも十分対応可能ですが、次の3つの情報を事前に用意していただければ、よりスムーズな対応が可能になります。
・何を取り扱うのか(鉄、産業廃棄物、紙など)
・どういう立地で計量するのか(沿岸部、山間部、都市部など)
・どういったトラックが乗降りするのか(長さ、積載容量など)
お問い合わせ時のヒアリングをもとにお見積りが出るまでの期間の目安が最短で数日(お伺いする場合などの日程によります)、ご注文確定からトラックスケールの据付までの目安の期間が2ヶ月半〜3ヶ月となっています。
新規導入をご検討の場合にご留意いただきたいこと
以上がお問い合わせ〜据付までの基本的な流れですが、トラックスケールは簡単に動かしたり、延長したりすることができない製品です。
場合によっては思わぬコストがかかったり、納期のズレが生じたりすることもあります。
こうしたリスクを最小限に抑えるためには、トラックスケールを新規導入する際のポイントをあらかじめ知っておく必要があります。以下では3つのポイントについて、一つずつ解説していきます。
トラックスケール設置を前提とした工程管理がリスクを最小化する
トラックスケールを導入する際は、ヤードの設計段階からはかりメーカーとミーティングを重ね、トラックスケールの設置を前提として工程を進めることで、余計なコストがかさむリスクを最小化することができます。
なぜなら、ダイトクのようなはかりメーカーは、長年トラックスケールを扱う中で培った様々なノウハウがあるため、どんなヤードにどんな形状のトラックスケールをどう設置すれば「失敗しないのか」がわかっているからです。
例えばトラックスケールの位置が悪いせいで、トラックを何度も切り返さないと乗れないとなれば、一回の計量にかかる時間が長くなり、作業効率が落ちてしまいます。
またトラックスケールは、架台の上で急ハンドル・急ブレーキ・急発進などをすると、寿命を短くしてしまうリスクが大幅に高くなってしまう機械です。
そのため、トラックスケールを乗りにくい位置に設置すると、それだけリスクも高まります。最近ではロングトラックも多いので位置が悪いと計量できないといった事態も考えられます。
あるいは、重機やフォークリフトなどの計量する必要のない車両が頻繁に行き交うような場所にトラックスケールを設置した場合も、それだけ傷みやすくなるので寿命が短くなります。
作業効率が落ちればそれだけ売上・利益は落ちますし、トラックスケールが早期に故障すればそのぶんのコストがかかります。
早い段階からはかりメーカーと連携を取り、トラックスケールの設置を前提としてヤード設計をしていれば、こうした問題を回避することができます。
「現場確認をしていること」がより良い見積りにつながる
大きさやひょう量、構造が決まっていれば、見積もりを出すことはできます。しかし営業マンによる現場確認やヤードの図面確認があったほうが、より良い見積もりを出すことができます。
なぜなら、ヤードの環境によって、トラックスケールの形状や必要な作業、必要なオプションが提案でき、車両の通行や運営方法についてもお力になれる事があるかもしれないからです。
そのためダイトクは、お客様によりマッチしたトラックスケールを便利に長く使って頂くために、現場確認が重要だと考えています。
しかし、メーカーの中には現場や新ヤードの図面を見ずに見積もりを出すところもないわけではありません。思いも寄らない不便さやトラブルを避けるためにも、お客様を第一に考えるダイトクにご相談下さい。
メンテナンス対応のスピードは「地元企業」が速い傾向にある?
トラックスケールは多くの場合、ヤード運営の要となる設備です。そのためメンテナンス対応のスピードは、ヤードの機会損失を最小限にするためにも非常に重要な要素です。
この際ポイントとなるのが「どれだけ早くメンテナンス対応に来られるか」です。
地元のヤードであれば、何かトラブルがあった時もすぐに駆けつけることができますが、本拠地から遠く離れた現場への対応は、どうしても提携業者への外注になってしまいがちです。
その場合は提携業者にお願いする形になるため、どうしても相手方のスケジュールが優先されることになります。もし手が空いていれば素早く対応してもらえますが、そうでなければ時間がかかってしまうのです。
しかし、地元だからと言ってもすぐに来てくれるとは限りません。人数が少なかったり、フットワークが重かったりする会社もあります。
メンテナンスのフットワークを重要視するダイトクでは関西圏はもとより中国地方、北陸地方、中部地方などでも当日や翌日のメンテナンス対応も日頃から行っております、
「ちょっと遠いけど大丈夫かな・・・」と不安になるお客様も安心してお声がけ下さい。
まとめ
ヤードを新設する際のトータルコストをできるだけ下げたいという場合は、土木工事はトラックスケールメーカーにまとめて発注がお得な理由でも説明しているように、ダイトクにまとめて土木工事をご依頼いただくことで、工事費用を節約することもできます。
あるいは、沿岸部で塩害がある、水に濡れやすい環境でトラックスケールを使用するといった場合はトラックスケールのサビは「溶融亜鉛メッキ加工」で防げる!メリット・デメリットは?で紹介しているような加工を施すこともできます。
長年、トラックスケールを取り扱ってきたダイトクだからこそ、お客様の状況に応じたベストのご提案をさせていただくことが可能です。現在新規導入をご検討の方は、ぜひお気軽にダイトクまでお問い合わせください。