2017年に国土交通省の過積載対策が強化されたことで、トラックやダンプカーの積載量を正確に把握するためにトラックスケールのレンタルサービスを利用するお客様が増えています。
ダイトクでもトラックスケールのレンタルサービスを提供しており、低コストでの導入が可能!トラックスケールのレンタルでは、レンタルサービス全般のメリット・デメリットについて解説しました。
今回は弊社のサービスによりスポットライトを当て、はかりメーカーのレンタルサービスならではの利点について紹介したいと思います。
レンタルサービス利用者様が増加中!
ダイトクのレンタルサービスのご利用件数は、年々増加傾向にあります。
主な利用者様は、比較的規模の大きな現場を持つ大手ゼネコン系や、ビル解体業の企業です。そのほか、そういった大きな現場に出入りするような企業からも引き合いがあります。
目的は近年厳重化された過積載規制への対策や、ガレキやスクラップなどを持ち込む先での不正計量(重量のごまかし)への対策です。
大きな現場になるほど出入りする車両が増えるので、それだけ過積載のリスクも高まります。ましてや公共事業になれば、自治体などの目もあるのでなおさらです。
現場の規模が大きくなれば、それだけガレキやスクラップなどの量も増えます。たとえ一回ごとの重量のごまかしが小さくても、積み重なれば大きな損失につながります。
結果として、コストを抑えたうえで導入できるトラックスケールのレンタルが伸びている、と考えられます。
精度が保証されないと導入するメリットが小さくなる
しかし、いくらコストが抑えられたとしても、肝心の精度が保証されていなければ、導入するメリットは小さくなってしまいます。
トラックスケールの精度は、大きく以下の2つの技術で左右されます。
製造時の技術 | 設計、部材の選定、溶接、ロードセルの設定などの技術。 |
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据付時の技術 | 運搬、レベル出し、ピットの作製などの技術。 |
製造時にどんなに高精度のトラックスケールを作っていても、例えば据付時のレベル出しの技術が低ければ正確な計量は不可能です。
逆にどんなにきっちりと据付ができていても、鉄板がたわんでいたり、ひねりが生じていたりすれば、すぐに精度が出なくなります。2つの技術のうち、どちらが欠けていてもダメなのです。
また精度の高い・低いとは別に、レンタルするトラックスケールが、据付の前に役所による検定を受けているかどうかも重要です。
なぜなら検定を受けていなければ、計量結果を取引・証明に使うことができず、過積載対策・不正計量対策としては不十分となってしまうからです。
低コストが最大のメリットのレンタル品と言っても、しっかりと精度が保証されている製品を導入しなければ、導入の目的を達成することはできないのです。
ダイトクなら技術力×対応力で安心満足なレンタルサービス
ダイトクは高い技術力と対応力を兼ね備えたうえで、はかりメーカーとしてトラックスケールのレンタルサービスを提供しています。
国が認める「質量の基準」を使った製品づくり
例えばダイトクは、はかりメーカーや公的機関、トラックスケールなどはかりの定期検査や代検査を行う計量士だけが所有することを許される「基準分銅」を持っています。
さらには同程度の精度を持つ「実用基準分銅」を自分たちで作ることも認められています(分銅についての詳しい内容は分銅とトラックスケールの深い関係とは?を参照)。
ここで知っておいてほしいことは、ダイトクが国によって認められた「質量の基準」である分銅を使って、レンタルのトラックスケールも含めた製品を作っているということです。
これは製造時の精度アップにつながるだけでなく、対外的な信頼感アップにもつながります。
事実、弊社のレンタルトラックスケールを導入しているお客様からは「ダイトクの製品を使っていると、役所の人たちから評判がいい」というお声をいただいています。
経験十分な営業マンによるご提案
工事現場でトラックスケールをレンタルする場合は、設置場所・車両の動線・計量管理・地盤の問題など、様々な角度から制約を受けることがあります。中には、一般の方では予期できない問題も少なくありません。
しかしそうしたケースも、ダイトクの経験豊富な営業マンにご相談頂ければ、必要な面積・地盤の状態・管理方法など、トラブルが起きる前にあらかじめ情報を提供させて頂き、レンタル製品をより長く、より高い精度でお使いいただくことができます。
据付チームのフットワークの軽さも強み
また、ダイトクは据付チームのフットワークが軽い点も強みです。
常にトラックスケールの設置に慣れている職人が携わるので、トラックスケール特有のクセに合わせた据付を迅速かつ正確に行うことができます。
そのため使用するうちに現場が変わって移設が必要になっても、(費用はかかりますが)スムーズに使い続けられます。
レンタル品の利用者様の中には「レンタル品を使っているうちに、新品を持っていてもいいと思った」と新品のトラックスケールを導入されるところも少なくありません。
こうしたお話をいただけるのは、移設の作業が迅速かつ正確にできてこそだと考えています。
過積載対策・不正計量対策を実現する出荷前の検定
加えて弊社では、新品であろうとレンタルであろうと、出荷前には必ず検定を行います。出荷OKになるのは、国の基準はもちろん、社内のより厳しい基準をクリアした製品だけです。
そのためレンタルトラックスケールの本来の目的である過積載対策・不正計量対策にも、安心して導入することができるのです。
まとめ
ダイトクははかりメーカーとしての技術力と、中小企業ならではの対応力を兼ね備えています。そのため製品の質や据付、アフターケアなどのサービスレベルを落とさずに、レンタルのメリットを最大限に活用することができます。
レンタルサービス利用者様のなかに、最終的に新品トラックスケールの購入に至るお客様が多いことからも、高い満足度を提供できているのではないかと自負しています。
過積載対策や不正計量対策のためにトラックスケールのレンタルをご検討の方は、ぜひ一度ダイトクまでお問い合わせください。