現在トラックスケールの入れ替えを検討している御担当者様の中には、各メーカーに問い合わせをする前に、問い合わせ〜据付の流れ、納期の目安などについて、事前に知っておきたいという人もいるのではないでしょうか。
そこで以下では、ダイトクにトラックスケールの入れ替えについてお問い合わせを頂いてから、据付が完了するまでの基本的な流れを紹介するとともに、入れ替えならではの注意点についても解説します。
入れ替えのお問い合わせ〜据付までの基本的な流れ
トラックスケールの入れ替えについてのお問い合わせ〜据付までの基本的な流れは、下図のようになります。
お問い合わせの際は、現在使用しているトラックスケールがダイトク製の場合、器物番号(器番)等の個体を特定できる情報を、ダイトク以外のはかりメーカーの製品の場合は図面をご用意いただければ、よりスムーズな対応が可能です(図面がない場合も対応可能)。
お問い合わせからお見積りが出るまでの期間の目安は数日(現場調査等の予定によります)、ご注文確定からトラックスケールの据付までの目安の期間が2ヶ月半〜3ヶ月となっています。
入れ替えをご検討の場合は「現場調査」にご留意ください
トラックスケールの入れ替えをする場合、現在使用しているトラックスケールがダイトク製なのか他社製なのかによって、見積りまでの時間や、据付時の工程などに違いが生じます。
メーカーにかかわらず、特に昔から使用されている機械式のトラックスケールを入れ替える場合は、支点台の改造などの工事も必要となり注意が必要です。
こうしたリスクを最小限にするためのポイントは「現場調査」です。
現在使用しているトラックスケールがダイトク製の場合、基本的には問い合わせ時に個体を特定できる情報がわかれば、その時点でほぼ正確な見積りが出せますし、スムーズに製作に移ることが可能です。
しかし現場調査をすることで、より正確な見積もりとスムーズな製作が可能になります。
他社製の場合も図面がない場合だけでなく、図面があっても現場調査をするケースがほとんどです。
なぜなら現場調査を怠れば、図面と実態が違ったり、想定していた作業ができなかったりなど様々なトラブルが発生し、余計なコストが発生してしまうからです。
例えばトラックスケールと指示計は信号ケーブルでつながっており、この信号ケーブルは鉄の配管などで覆われています。この配管が他のトラックが走るような道に通されていると、時間の経過とともに配管が潰れてしまいます。
潰れた配管が信号ケーブルを挟み込んでしまうと、単純に故障の原因になるだけでなく、配管から抜けなくなります。するとその配管は入れ替え後に流用できないので、新たに配管・配線工事をする必要があります。
他にも、
・図面と実物が違うために製作したトラックスケールが基礎に入りきらない
・据付のために持って行った搬送車両や重機がヤードに入らない
・電線や建築物でクレーン作業に支障がある
・基礎が劣化していて据付ができない
・汚泥の掻き出し、処分でトラブルになる
といった事態が発生する可能性もあります。
こうした事態に対応するためには、トラックスケールの形状・寸法や必要な作業、必要なオプションが変わります。ですから、現場調査の結果次第で見積り金額が変動する可能性があるのです。
そのため本来、現場調査なしで正確な見積もり金額を出すことはできません。初めてのお客様ならなおさらです。
しかし、実はメーカーの中には現場調査をせずに見積りを出すところもないわけではありません。
そうしたケースでは、据付が終わったあとに追加作業分の費用を請求されることもあるようです。想定外の出費を避けるためにも、現場に来てくれない業者とやり取りをする際はくれぐれもご注意ください。
まとめ
トラックスケールの入れ替えの工程は、今まで使っていたものがダイトク製か他社製かで大きく変わります。
ダイトク製であれば営業マンや作業員が現場を訪問していますから、基本的にはスムーズに工程が進みますが、他社製の場合はほぼ全て現場調査を致しますので、見積までにお時間を頂くことになります。
しかしそのかわり、入れ替えに必要な分だけの適切なお見積りをさせて頂きます。
いずれにしても、ダイトクに入れ替えをご依頼いただければ丁寧かつ迅速に対応させていただきますので、ご安心してお任せください。