ダイトクではトラックスケールをはじめとするはかるための機器以外にも、ユーザー様が必要とする様々な機器をレンタル品として提供しています。今回はその中から、最悪の事態を回避するための機器の一つである爆発物検出器について紹介します。

INDEX
  1. ダイトクでレンタル可能な爆発物検出器
  2. 万が一のための爆発物検出器
  3. 現場に必要な機器はダイトクでまとめてレンタル

ダイトクでレンタル可能な爆発物検出器

爆発検出器

ダイトクではRS DYNAMICS社製のポータブル型爆発物検出器miniEXPLONIX2をレンタル品として取り扱っています。

この検出器は国内重要施設の警備にも採用されているモデルで、ICAO(国際民間航空機関)標準を含むほとんどの爆薬成分を、ナノグラムの高精度で高速に検出することができます。使い方も簡単で、専用のサンプリング紙を対象物に擦り付け、その紙を検出器に当てるだけです。また耐湿性に優れており、雨天時の操作も問題なく行うことができます。

主な用途は爆弾テロ対策。爆薬の痕跡や爆発物を取り扱った人には、ごくごく微量な爆薬成分が付着しますが、miniEXPLONIX2はその微量な成分を高い精度で検出可能です。レンタル品としては社外の人間の出入りが増えるタイミングなどで必要になると考えられます。

万が一のための爆発物検出器

「この日本で爆弾テロ対策が必要なのか?」と思うかもしれません。確かに日本で爆弾テロ事件が起きたのは、最近では1988年にサウジアラビア航空事務所やイスラエル大使館付近の駐車場で起きた千代田区内同時爆弾事件、1985年に当時の新東京国際空港で起きたカナダ太平洋航空機積載貨物爆破事件などで、すでに30年以上も大きな事件は起きていません。

消火するヘリ

しかし古紙工場や木くず工場などの燃えやすい廃棄物を取り扱う事業者の場合は、大きな爆発でなくとも大きな事故に発展しやすく、金属を取り扱うスクラップ工場やスクラップヤードなどでは亜鉛と水が反応して水素が発生している場合があり、そこに引火すれば大きな爆発にもつながりかねません。

実際「金属スクラップ堆積物の火災事例と問題点」(2013)という論文には、亜鉛と自ら生じた水素が原因で起きた金属スクラップコンテナの爆発事故が取り上げられています。

また万が一スクラップ工場で爆弾テロが行われ、火災に発展したすると消火が非常に難しいという点も大きな問題です。というのも金属スクラップ自体はそう簡単には燃えないものの、それ以外のものが燃えて火災になると、金属スクラップは高温に熱せられることになります。するといざ消防隊が消火しようとしても現場に近づけず、消火に時間がかかってしまうのです。

以上のことからたとえ爆弾テロのリスクが低い日本国内においても、万が一の場合を考えて対策を取っておく必要がないわけではないのです。特に前述したように、外部の人間の出入りが増えるようなタイミングにおいては、より一層の注意が必要でしょう。爆発物検出器は、そのような場合の保険の一つとして活用できるはずです。

現場に必要な機器はダイトクでまとめてレンタル

現場によってはトラックスケールなどのはかるための機器以外にも様々な機器が必要になります。万全の体制を整えるのであれば、爆発物検出器の導入も検討することになるでしょう。しかしそれらが必要になるたび色々な業者に発注しているようでは、無駄な時間や手間は増える一方です。

そうした面倒を最小限に抑え、より重要な作業に集中したいと考えるのであれば、ぜひダイトクへご連絡ください。お客様に必要な製品を、まとめてご用意させていただくことが可能です。

ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください