ダイトクではトラックスケールをはじめとするはかるための機器以外にも、ユーザー様が必要とする様々な機器をレンタル品として提供しています。今回はその中から、古紙や木材などの非金属を取り扱うリサイクル施設などで活躍する金属探知機について紹介します。
金属探知機の必要性とは
金属探知機とは、その名の通り金属を探知するための機械です。
元来は19世紀終わり頃に金属鉱山での作業を効率化するために開発されたものでしたが、現代では不発弾処理や地雷処理といった危険な現場のほか、空港の保安検査場での金属探知、コインや金塊、埋蔵金探しなどの趣味の領域まで、実に様々な分野で活用されています。
品質管理・安全管理と金属探知機
製品の品質管理や安全管理という面でも、金属探知機は必要不可欠です。例えば食品加工業や衣料品製造業など、生身の人間が口にしたり身につけたりするような製品に金属が混入すると、それを購入した消費者に危険が及ぶのはもちろんのこと、それを製造した企業の信用を大きく損ねてしまいます。
実際2016年には水産加工メーカーの製品が、金属異物の混入により数千万個単位でのリコールを余儀なくされたという事件も起こっています。このような事態を防ぐため、金属探知機を生産ライン上に設置し、万が一の事態に備えている企業も少なくありません。
これはそのほかの製造業でも同じで、例えば紙製品に金属が含まれていれば納品先の印刷機を故障させてしまう危険があります。これも食品や衣料品と同様に、納品先に損失を与えるとともにメーカー側の信用低下につながります。したがってここでも金属探知機は必要になるのです。
産業廃棄物の分別には金属探知機が効果的
製造業の現場ではなくてはならない金属探知機ですが、この機器はリサイクル業の現場でも活躍します。古紙や木屑、ビニールなどの産業廃棄物をリサイクルする場合、いずれの場合も粉砕する工程があります。
しかし例えば古紙の中に金属片が混じっていて、それをそのままシュレッダーにかけると、シュレッダーの刃が欠けてしまいます。多少の刃こぼれであれば業務に支障は出ないかもしれませんが、設備の消耗が早くなればそれだけメンテナンスコストや買い替えコストがかかるうえ、営業に支障が出る可能性もあるでしょう。
そのためこうした産業廃棄物を取り扱う場合は、金属探知機を導入して金属が混入しないように分別する必要があるのです。
これは処理業者側だけの話ではなく、産業廃棄物の排出事業者においても同様です。つまり一時的に大量の古紙やダンボールなどを処分する必要がある際に、「たまのことだし、細かい分別はしなくていいだろう」と金属の留め具などが混じったまま処分に出してしまえば、処理業者側に大きな損失を与えてしまう可能性があるというわけです。
そのため一時的に発生する産業廃棄だとしても、金属探知機をレンタルするなどして適切に分別するのが理想的だと言えます。
ダイトクでレンタル可能な金属探知機
ダイトクではTSトレーディング社のシェラマドレULA-3という金属探知機をレンタル品として提供しています。40センチメートル径アンテナ使用で最大深度1.4メートルにある金属を探知できるという製品で、硬貨から敷き鉄板、ガスタンクにも対応します。この製品が活躍している現場は以下の通り。
・採石場、製鉄所構内、建設現場での埋設配管の探知
・水道管、ガス管、マンホール、敷き鉄板、消化栓の探知
・不発弾の位置の特定
・産業廃棄物中の金属探知
・薬品、石炭の中の金属探知
・古紙中の金属探知
・剪定街路樹の金属探知
・被弾木のチェック
・飼料、牧草内の金属探知
・牧場の敷地内の金属探知
リサイクル施設以外にも米軍や官公庁、防衛関係でも活用されている本格的なスペックを備えています。また重量約1.3kgという軽量設計で取り回しもしやすく、単三形乾電池8本で20時間稼働するという省エネ設計も大きな魅力です。
現場に必要な機器はダイトクでまとめてレンタル
現場によってはトラックスケールなどのはかるための機器以外にも様々な機器が必要になります。ここでも解説した通り、金属探知機がなければリサイクル施設の設備が故障したり、持ち込んだ会社の信用が損なわれたりするリスクが生じます。
しかしそうした機器がが必要になるたび色々な業者に発注しているようでは、無駄な時間や手間は増える一方です。そうした面倒を最小限に抑え、より重要な作業に集中したいと考えるのであれば、ぜひダイトクへご連絡ください。お客様に必要な製品を、まとめてご用意させていただくことが可能です。