新しくヤードを作るとなれば、土間工事に擁壁工事、事務所の設置に門扉やシャッターの設置と様々な土木工事が必要になります。もし地盤が軟弱な場合は、埋め戻しや転圧機械を使って締め固める作業も必要になるでしょう。しかしこうした一般的な土木工事であれば、専門の土木業者への発注で十分対応できます。
問題は正確な計量が求められる現場で必要になるトラックスケールの基礎工事です。

ここではなぜトラックスケールの基礎工事が問題になるのかを解説するとともに土木工事全般をまとめてダイトクに発注した場合のメリットについて紹介します。

INDEX
  1. トラックスケールの基礎工事はやや特殊
  2. 土木工事はまとめて一社に発注がお得な理由
  3. ダイトクなら安心・迅速・柔軟に対応可能
  4. 土木工事はまとめてダイトクにお任せください

トラックスケールの基礎工事はやや特殊

ヤードを作る際の土間工事や擁壁工事、建屋工事などの土木工事は、基本的に専門の土木業者が対応しています。ただ基礎工事だけは話が別です。もちろん土木業者であれば、プレハブや事務所の基礎の施工実績が多いところもあるでしょう。

しかしトラックスケールの基礎工事となると、そもそも工事の数自体が少ないため、実績のある土木業者の数も少なくなります。しかもトラックスケールの基礎工事は他の基礎工事とは押さえておくべきポイントが違うため、他の基礎工事に慣れている業者でも施工ミスを起こしてしまう可能性もあります。

埋込型トラックスケール

例えば埋込型のトラックスケールを設置する場合、トラックスケールが入るだけの空間を地中に作るため「ピット」と呼ばれる穴が必要になります。

基礎工事ではこの穴の土台を作るわけですが、このとき最も正確な工事が要求されるのはトラックが通過することになる枠の部分です。またピットにはトラックスケールがすっぽり入らなければならないため、基礎部分の寸法出しも正確に行わなければなりません。

しかし最終的にトラックがトラックスケールの計量台にしっかり乗ることができれば問題ないため、これら以外の部分は多少正確性を欠いていても実用面での支障は出ないのです。

トラックスケールの基礎工事では、経験がものを言います!

ところがトラックスケールの基礎工事の実績がない業者や、少ない業者の場合、こうしたポイントを取り違えてしまう可能性があります。工事に慣れていないために土木業者との打ち合わせが何度も必要になったり、工期が長引いたりしたうえ、結果的にメーカーが出した図面通りの寸法が出ずにやり直しになったというケースも実際にあります。

確かに実績がない、あるいは少ないからといってもメーカーの出した図面通りにきっちり工事をする業者もいます。ところがその場合は必要以上に手間と時間がかかってしまい、ヤード建設のその後の計画に影響が出かねません

土木工事はまとめて一社に発注がお得な理由

以上のことから、トラックスケールの基礎工事に関してはなるべく実績の多い土木業者を選ぶ必要があります。しかしトラックスケールの基礎工事の実績が多く、かつ土間工事や擁壁工事、建屋工事などの土木工事もまとめて発注できる業者を選ぶことができるなら、安心してトラックスケールの基礎工事を任せられるだけでなく、コスト面・精神面でメリットが生まれます。

人と重機の無駄をカット

第一に、人や重機の無駄が省けます。

例えばトラックスケールの基礎工事だけを業者Aに発注し、その他の土木工事を業者Bに発注した場合を考えてみましょう。

業者Aは基礎の穴を掘るためのショベルカーや、基礎を作るためのミキサー車を手配しますが、必要な穴を掘り終わったり、コンクリートを流し終われば、これらを撤収させます。一方で業者Bは業者Aとは別に、事務所の基礎工事のためにショベルカーやミキサー車を手配することになります。

これが業者C一社だけに発注していれば、ショベルカーもミキサー車も一台ずつで済みますし、その運転手も一人ずつで済みます。作業もまとめて行う事ができるので短い期間で効率的に行えます。

やりとりと調整の無駄をカット

第二に、トラックスケールメーカーや土木業者とのやりとりや調整が省けます。例えばメーカーDにトラックスケールを発注し、業者Aに基礎工事を、業者Bにその他の土木工事を発注すると、概ね以下のようなやりとりが発生します。

STEP1 図面受け取り
メーカーDから基礎工事の図面を受け取る。

STEP2 基礎工事開始
業者Aに図面を渡して、基礎工事を進めてもらう。

STEP3 打ち合わせと土木工事
同時並行で業者Bと打ち合わせをしながら、その他の土木工事を進める。

工事がスムーズに進めばこれだけで済みますが、「トラックスケールの納期は予定通りなのに、工事が遅れている」「工事が早く終わっているのに、トラックスケールが納品されない」といったトラブルが起きれば、関係各所の調整を行うのは発注した会社です。そうなれば手間も時間もかかるうえ、精神的なストレスもかかるでしょう。

しかし業者C一社だけに発注していれば、それだけやりとりや調整の手間と時間が省けるため、より重要な業務に集中できます。

ベストはトラックスケールメーカーにまとめて発注

まとめて一社に発注すれば、ここまで見てきた2つのメリットが得られます。しかし、もしトラックスケールメーカーにトラックスケールの基礎工事もその他の土木工事も全て発注できれば、さらに無駄をカットすることができます。なぜなら人や重機の無駄はもちろん、やりとりや調整に至っては全てメーカーだけで完結させられるからです。

ところが実際は土木工事を一手に引き受けているトラックスケールメーカーは少なく、図面を渡したうえで出入りの土木業者を紹介するというパターンが一般的です。ただしダイトクなら話は別です。トラックスケールの基礎工事はもちろん、土間工事、擁壁工事、建屋工事以外にも道路工事や浄化槽工事に至るまで、全てワンストップで提供することができます。

もちろん「どうしてもこの業者に発注したい」というご要望にも対応可能です。その場合は施工ミスが起きないように綿密な打ち合わせをいたします。

ダイトクなら安心・迅速・柔軟に対応可能

トラックスケールの基礎工事を含む、ダイトクの工事実績は2018年時点で200件を超えています。そのため、基礎工事での施工ミスなどの心配は必要ありません。別途土木業者とやり取りをする必要もないため、工期も短くて済みます。

また200件を超える実績の中でイレギュラーな立地での工事も数多くこなしてきたため、状況に応じた柔軟な対応も可能です。

地盤が沈む埋め立て地にも対応可能

例えばダイトクが位置する大阪府には、埋め立て地がいくつかあります。埋め立て地にトラックスケールの基礎を作るとなると、どうしても地盤沈下を考慮する必要があります。しかもトラックスケールの周りの地盤が沈む場合もあれば、トラックスケールだけが沈む場合もあるため、臨機応変なアフターフォローが必要になります。

ダイトクが担当した施工例としては、埋込型トラックスケールの周囲だけが沈んでしまったケースがあります。そのケースでは本来地中に埋まっているはずのトラックスケール が地面から1mほど飛び出てしまっていて、そのままでは到底使用できないという状況でした。そこで弊社では横にアスファルトでスロープを作り、トラックが計量台に上がれるように対応しました。

いわば埋込地上型ですね(笑)

トラックスケールの天敵、水への対応もばっちり

あるいは土地の形状の関係で、雨などが降ると埋込型トラックスケールの中に水が入りやすいといったケースにも対応したことがあります。トラックスケールはあくまで鉄製品ですから、水や湿気に長時間触れるとどうしても錆びて傷んでしまいます。そのため特に埋込型トラックスケールの場合は、できるだけ水が内部に入らないように工夫する必要があります。

そこでダイトクではトラックスケールの基礎の枠の部分を通常より数センチ高く作り、流れてきた水が横に逃げるような施工を行いました。細かい調整ですが、この工夫によって内部の劣化や排水ポンプの消耗を抑えることに成功しました。

また、大阪府は沿岸部の都市なので、基礎工事をしてコンクリートを流し込んでも、時間が経つと水が滲み出てくるという土地も少なくありません。前述したように水はトラックスケールの天敵ですから、このようなケースではコンクリートに染み込んだ水が基礎の中まで入ってこれないように、基礎に防水加工を施して対応しています。

土木工事はまとめてダイトクにお任せください

ダイトクは200件を超える工事実績の中で、様々なケースに対応してきました。そのため言ってみれば少し困った土地や工夫が必要な土地にも柔軟かつ確実な施工を行うことができます。もちろんこれはトラックスケールの基礎だけでなく、そのほかの土木工事でも同じです。「コストを抑えたい」「安心して任せたい」という場合は、ぜひまとめてダイトクにお任せください。

ご連絡お待ちしております!