ダイトクのシェアは、トラックスケールでは大阪で7〜8割、近畿圏でもトップクラスを誇っています。空港のカウンターで使われているカウンタースケールでも全国でのシェアが7割程度となっているほか、ベトナムなど海外の空港からも発注が寄せられています。

こうしたダイトクのシェアがあるのは、何よりもまずダイトク製品を使ってくださっているユーザー様のおかげです。しかしもちろんそれだけではユーザー様に満足いただくことはできません。

ダイトクでは手抜き一切なし!ダイトクのお客様第一なトラックスケールの作り方にもあるように製品をこだわって作っているほか、ユーザー様のニーズに的確に応えられるような営業チーム作りにも力を入れています。

そこで今回はダイトクを支える営業マンにフォーカスを当て、彼らがいかにして柔軟かつ迅速にユーザー様のご要望にお応えできる営業マンに育っていくのかを、紹介していきたいと思います。

INDEX
  1. 基本をしっかり学んだら、あとは自分で工夫してもらう
  2. どうすればユーザー様に喜んでもらえるか?は自分で考える
  3. 会社は営業マンのアイデアに柔軟に対応
  4. まとめ

基本をしっかり学んだら、あとは自分で工夫してもらう

考えるビジネスマン

トラックスケールや台ばかりなど、ダイトクが取り扱っている製品には他の業界にはない特殊な性質や法律、ルールなどがたくさんあります。もちろん現在の営業マンも皆入社時はそのような知識はありませんでした。

例えば商売(取引や証明)に使うことができるトラックスケールや台ばかりは、国が基準を定めている検定をクリアして出荷されたあと、2年周期の定期検査にも合格しなければ使用し続けられません。逆に言えば、検定や検査をクリアしていないはかりは、商売(取引や証明)には使用できないのです。

こうした基本的な知識を理解しているかどうかだけでも、ユーザー様にご提案できる内容は変わってきますし、間違った知識を持っていればユーザー様の不利益につながる事態にもなりかねません。

そのためダイトクに新しく入社した営業マンは製造やメンテナンスで1か月程度研修を受けたあと、先輩社員と数か月の同行営業をして仕事を間近で勉強し、専門的な知識やそれに応じた提案方法、ユーザー様の現場でのはかりの使い方などを学んでいきます。

どうすればユーザー様に喜んでもらえるか?は自分で考える

ただしそうした基礎を身につけたら、あとは基本的に営業マンそれぞれが自分に合ったスタイルを考えて仕事をするのがダイトクの方針です。営業スタイルに正解はありません。営業マンごとに過去の経歴も違えば性格も違います。もちろん最初のうちは先輩や上司から指導もしますし、悩んだ時は相談にも乗ります。

しかしそこから先の何を売るのか、どんな営業スタイルでいくのか、担当区域の中でどこへ営業に行くのかといったことは、全て営業マン個人に委ねられます。

ここがダイトクの営業マンの大変なところでもありますが、同時に最も面白いところです。全てを委ねられているということは、営業マンそれぞれが自分のアイデアとやり方でユーザー様に喜んでもらえるということだからです。

そのためダイトクの営業チームには、礼儀正しいカッチリとした営業スタイルでユーザー様から頼りにされている営業マンがいたり、休日にはユーザー様と一緒になって釣りを楽しんでいるような親しみやすいスタイルをとっている営業マンもいたりと、十人十色の営業マンがいます。

こうして各人の個性を尊重にする体制をとっているからこそ、営業チームがのびのびと働くことができ、それが結果的にユーザー様からのご支持につながっているのだと自負しています。

会社は営業マンのアイデアに柔軟に対応

しかし営業マンがどんなに創意工夫を凝らしても、それを会社側が制限してしまってはせっかくのアイデアも生かされません。

そこでダイトクでは、営業マンから「こんなやり方はどうだろう?」「こういうサービスを展開してみたらどうだろう?」という提案があれば、できるかぎり営業会議で話し合い、積極的に採用するようにしています。例えばダイトクで提供しているレンタルサービスや放射線検知器は、実はもともと営業マンの提案から生まれたものです。

トラックスケールのレンタルサービス

セパレート型トラックスケール写真

低コストでの導入が可能!トラックスケールのレンタルでも紹介しているように、ダイトクでは短期利用向けにトラックスケールのレンタルサービスを提供しています。実はこのサービスのアイデアは営業マンが現場を走り回る中で見つけてきたものだったのです。

ダイトクのレンタルトラックスケールは、通常のものと同じく特定計量器として利用できるため、取引を行ったり、証明が必要だったりする場面でも問題なく使用可能です。こうした通常のレンタル品との違いに加えて、2017年に国土交通省の過積載対策が強化されたこともあり、今ではレンタルサービスを利用するユーザー様は増加傾向にあります。

放射線検知器

放射線検知器

さらなる業務効率改善や管理に!トラックスケールのオプションで紹介している放射線検知器も営業マンのアイデアで取り扱いが決定した製品です。もともとはさほど需要がありませんでしたが、2011年の東日本大震災を受けて一気に需要が高まっています。

なぜなら震災をきっかけに国内外で放射性物質の管理が厳しくなったことで、輸出時のシップバックや鉄鋼メーカーなどでの返品のリスクが高まったからです。ダイトクのユーザー様にはこれらのリスクの影響を直接的に受ける事業者様が多かったため、放射線検知器の発注を多くいただく結果になっています。

とにかく「みんなで」考えてみる

この他にプレス機を導入する意味と目的別の選び方で紹介しているドラム缶プレスやダンボールプレスといったプレス機の導入、今はやらなくなってしまいましたが簡単な電気工事を請け負っていた時期もありました。

他にも営業マンからは「ユーザー様の多くは、来客があるとコーヒーや水を出されるから、あれをダイトクから販売してはどうか」「いつも出されるおしぼりを、ダイトクから安く提供することはできないか」といった様々なアイデアが出されます。もちろんそれらすべてが実現するわけではありませんが、どのアイデアについても営業会議で真面目に検討しています。

まとめ

ダイトクの営業チーム最大の武器は他社の追随を許さない迅速かつ柔軟な対応力です。そしてこの対応力の基礎を支えているのが、ここまで紹介してきたような自分で考えることを基本とする体制や、営業チームから上がってくるアイデアを真剣に検討する社風です。

もちろんダイトクでの営業の仕事は楽しいことばかりではありません。例えば取り扱う製品の性質上、リピートが望みにくいという難しさがあります。トラックスケールや台ばかりは製品自体の寿命が長いうえ、ダイトクの製品はとりわけ耐久性が高くなるよう作っているからです。

しかしだからこそユーザー様の困りごとをいち早く察知し、迅速かつ柔軟に対応することがダイトクの営業マンには求められていると考えています。今後も武器である対応力に磨きをかけ、より多くのユーザー様から支持をいただけるよう精進してまいります。

ダイトクでは現在、一緒に働いてくれる営業マンを募集しています。興味を持っていただけた方はぜひ採用情報のページをご覧ください。