ダイトクには先日(2019年7月)、設計部門に新しい仲間が増えました。前職では15年間、樹脂とゴムの建材メーカーで設計を担当していた方で、CADの経験が豊富だということで入社してもらいました。

今回はまだ入社間もない網干さんに、ダイトクに入って驚いたことや入社までの経緯、これからの抱負について聞いてきました。

INDEX
  1. 「最初はゴム・樹脂と鉄の違いに驚きました」
  2. 「マニアックなところが前職に似ているなと思って応募しました」
  3. 「日々コツコツと仕事を覚えていけたらと思っています」
  4. まとめ

「最初はゴム・樹脂と鉄の違いに驚きました」

ゴム

−−−前職で樹脂とゴムの建材メーカーで設計をされていたということですが、ダイトクで働いてみて、驚かれたことはありますか?

網干和晶さん(以下、網干):樹脂やゴムは柔らかいので、設計による誤差をある程度材質が許容してくれます。15年間樹脂とゴムの建材を作ってきた私にとっては、これが普通でした。

でもトラックスケールや台はかりといったはかりは、鉄でできています。だから設計も寸法通りきちっと作らなければなりません。しかもはかりは正確な計量を求められる設備ですから、より高い精度が求められます。当たり前といえば当たり前なのですが、最初はこの違いにとても驚きました。

あとは鉄を切って、繋げて、組み立てて……と作っている製品の繊細さとは裏腹な現場にも驚きましたね。子供の頃、友人の実家が鉄工所だったのですが、最初に本社工場を見たときはその鉄工所を思い出しました。

「マニアックなところが前職に似ているなと思って応募しました」

網干和晶さん

−−−どうしてダイトクの求人に応募しようと思ったんですか?

網干:CADが使えたので、それを軸に求人サイトで探していたら偶然見つけました。求人ページやホームページを見て、初めてはかり専業のメーカーがあることを知り、「マニアックで面白そうだなあ」と思って応募することにしました。

前職の樹脂・ゴム系の建材業界もけっこうマニアックな世界で、窓ガラスを窓枠に固定するための芯材を作ったりしていました。誰もが日常的に目にして、恩恵を受けているのですが、ほとんどの人が意識しないものばかりでした。

ダイトクの仕事も同じようなマニアックさがあると思ったんです。はかりは空港や建築現場などで当たり前のように使われているし、普通の人もその恩恵を受けていますが、誰も「このはかりはどこのメーカーだろう?」なんて思いませんよね。それで興味を持ちました。

「日々コツコツと仕事を覚えていけたらと思っています」

CADのイメージ

−−−今はどんな仕事を担当していますか?

網干:入って1ヶ月程度なので、H鋼などの材料個数表の記入を先輩や上司の指示にしたがってやっているくらいです。あとは設計グループマネージャーのもとで既存の図面のトレースをしながら、部材の構造などを勉強しています。

今は新しいことばかりで余裕がないというのが本音です。土曜日の出勤がある週はちょっと体力的にきつくて、休日は基本的に寝て過ごしてしまっていますね……。

−−−慣れるまでは仕方ないかもしれませんね(笑)1年後、5年後、10年後、どんなふうになっていたいという抱負はありますか?

網干:日々コツコツと仕事を覚えていけたらと思っています。今は本当に何もわからないので。ただ設計グループマネージャーには「2年間で1人前になるのが目標」と言われていますから、1年後には基本的な設計ができるようになって、2年後にはたいていの設計には対応できるようになっていたいですね。

5年後や10年後については、今はまだ考える余裕がありません。その余裕も少しずつ確保できたらいいなあと思います。

−−−今日はありがとうございました。

まとめ

インタビューのなかで網干さん自身も言っているように、ダイトクの取り扱うはかりを設計するには専門的な知識や経験が必要な製品です。そのため設計の仕事やCADの取り扱いに慣れていても、はかりの設計に慣れるには時間がかかるかもしれません。

設計部門はもちろん、その他の部門のメンバーも積極的にサポートしていくので、着実に仕事に慣れていってもらえればと思います。

新しい仲間が加わったダイトクを、これからよろしくお願いいたします!